007. 大切なものを見失っていない?

     

先日、NHKのクローズアップ現代(だったかな)という番組で、バーチャル通貨の売買はいかがなものか、的な特集をやっていた。
要はMMO RPGなどの世界の中で扱われる通貨を、現実の通貨で売買しているということだ。
中国人がガッポガッポもうかってたまらんアル、といっていた。
第三者から見ると買う側も売る側も哀れである、といわざるをえない。
MMO RPGというものは、プレイヤーのセンスやテクニックがあまり重要とされず、どれだけ時間をつぎ込んだかがプレイヤーの強さを決める、という問題を持っている。
結果、引き篭もりとニートが最強で、次いで学生。一番弱いのが社会人、となる。
この場合、 おそらく通貨を買うのは社会人なのだろう。
売る側、買う側、双方たった一度の人生の有限の刻を切り売って得た架空のカネと現実のカネ。
それらを交換し合うためにそれぞれの時間があったのかと問えば、それではあまりに空しすぎる。
様々な面で随分と裕福な世の中である分、人生の中に何か価値を見出せない人が多いのではないだろうか。
パチンコ産業が今これだけ盛況であることが、それを暗示している気がする。

ちなみに写真の世界での最強は、年金と暇をもてあましている老人の方々。
写真雑誌の投稿コーナーを埋めるのも、TVニュースで映し出されるアマチュアカメラマンも、大概御老人。
そしてやはり一番弱いのは社会人であり、たまの休日に雨など降られると目も当てられない。
しかし、だからこそ撮影に赴く時間が煌めき、かけがえの無いひとときとなる、と自分に言い聞かせるのだ。

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